人生で初めてインボラアップグレードできました。再びインボラアップグレードできるように今回の経緯や原因、そしてインボラするためのコツをまとめました。
目次
- インボラアップグレードとは?
- フライトについて
- インボラアップグレードされたタイミング
- わたしはこうしてインボラアップグレードされました
- インボラアップグレードまでに乗った距離・マイル
- インボラアップグレードされた理由は?考察してみた
- インボラアップレードを狙うためには?
- まとめ
- 関連記事
インボラアップグレードとは?
そもそもインボラアップグレードって?アップグレードとは何が違うのでしょうか。
インボラアップグレードとは?
インボランタリー・アップグレード(英語: involuntary upgrade)またはオペレーショナル・アップグレード(英語: operational upgrade)とは、航空便の過剰予約(オーバーブッキング)など航空会社側の都合によって、座席がエコノミークラスからビジネスクラスなど、より上位のクラスに変更されること。略してインボラ。 引用:Wikipedia
表現の仕方は色々ありますが、このブログでは、
・アップグレード=自らの意思で費用・マイルを使って上位の搭乗クラスへ変更
・インボラアップグレード=航空会社都合で、上位の搭乗クラスへ変更
このような前提で話をつづけます。
フライトについて
悲願のインボラアップグレードはルフトハンザ航空便で起こりました。
ルフトハンザ航空 LH0716便
フランクフルト→羽田
フランクフルト発18:05(ドイツ時間)
羽田着 12:15 (日本時間)
フライト時間 10時間50分
日本とドイツの時差は8時間
(サマータイム中は7時間)
10時間を越えるフライトのため搭乗クラスの違いは疲労感に大きく影響します。今回はエコノミークラスからビジネスクラスではなく、プレミアムエコノミーへのインボラアップグレードでしたが、エコノミークラスと比べて疲労感は全く違いました。
ありがとうプレミアムエコノミー、ありがとうインボラアップグレード。羽田に到着したとき、久しぶりに素直に「ありがとう」という気持ちが出てきたくらいです。
インボラアップグレードされたタイミング
インボラアップグレードのタイミングは大きく3つあります。
・チェックインカウンター
・搭乗ゲートでの呼び出し
・搭乗ゲート機械を通るとき
それぞれのケースを細かく見ていきます。
①チェックインクウンター
カウンタースタッフ
「申し訳ありません。あいにくお客様の搭乗クラスが満席のため、ビジネスクラスを用意させて頂きました」
搭乗者の心理的には、上のセリフの「申し訳ありません」が「おめでとうございます!」へ脳内変換されます。
②搭乗ゲートの呼び出し
「○○便ご搭乗の○○様、お伝えしたいことがございます。大変恐れ入りますが、○○番搭乗ゲートカウンターまでお越しくださいませ」
空港の搭乗ゲート付近でよく耳にするこのフレーズです。
いつもいったい何を伝えたいのだろうと思っていましたが、ほとんどのケースはインボラアップグレードのお知らせです。
③搭乗ゲート機械にチケットをかざすとき
こちらの場合はさらに2ケースに細分化されます。
・搭乗ゲートでスタッフがチケットを搭乗ゲート機械にかざすケース
・搭乗者が自らチケットを搭乗ゲート機械にかざすケース
一つ目のケースのときは、
インボラアップグレードが発生すると特殊な音がなります。
するとスタッフが「少々お待ち下さい。大変恐れ入りますが、席の都合上、こちらのチケットをご用意させて頂きました」と、新しいチケットを渡してくれます。
二つ目のケースのときは、
搭乗ゲート機械から新しい座席番号が書かれた紙がでてきます。無機質で簡素化されており、インボラアップグレートしたことに気がつかない場合もあります。
基本的にはインボラアップグレードされるパターンは以上の3つのようです。
わたしはこうしてインボラアップグレードされました
わたしの場合は、搭乗ゲートで自らゲート機械にチケットをかざしたところ、新しい座席が書かれた紙がでてきました。
当初はインボラアップグレードされるとは思ってませんでしたので、紙が出てきても全く気がつきませんでした。
搭乗ゲートを過ぎ、機内に向かって歩いている途中で、
なんとなく紙をみていると、
「・・・PREMIUM!!」
ん?
「・・・New seat!!」
んん!!インボラアップグレードされているっ!!
搭乗ゲートのスタッフから何も言われることもなく、ただ一枚の紙が静かにインボラアップグレードを伝えてくれました。
これは想像していたインボラアップグレードのされ方とは違いましたが、心の中で大きくガッツポーズをして機内に入っていきました。
インボラアップグレードまでに乗った距離・マイル
184,377マイル(=約295,003km)です。
184,377マイルを身近な例で説明すると、羽田ー那覇の約99往復分です。
ミリオンマイラーに比べれば、赤子のような数字かもしれませんが、少年時代からインボラアップグレードに憧れていた私にとっては、とてもとても長く感じました。
乗っても乗ってもインボラアップグレードされない日々が続き、半分諦めてたくらいです。
インボラアップグレードの可能性は航空会社、搭乗クラス、搭乗する時期によって異なります。なので、わたしがラッキーだったのか、アンラッキーだったのか判断するのは難しいところです。
ただ、インボラアップグレードは最高ということは確かなことです。
インボラアップグレードされた理由は?考察してみた
あくまでインボラアップグレードは航空会社の都合により発生します。
ポイントは航空会社がどの搭乗者をアップグレードさせるのかという点です。素人目線ながら、今回なぜわたしがインボラアップグレード対象者になったのか考察してみました。
3つ理由があると思います。
・フライト前日にルフトハンザクラブに入会したから
航空会社的には、やっぱり自社の会員に入っていない人よりも入っている人を優遇したいはずです。
・スターアライアンスゴールドメンバーだったから
スターアライアンスゴールドメンバーとは一定期間に一定回数飛行機に乗った人がなれるメンバーのことです。
航空会社的には、定期的に飛行機を利用してそうな人を優遇して、再び搭乗してもらおうとすることでしょう。
・ひとり旅だったから
2人以上よりも、ひとりの方は席の移動に融通がきき、調整をし易いから。
思いついた理由は以上の3つです。
この他にも身なりや立ち振る舞いも考慮されると聞いたことはありますが、今回のわたしのケースでは、上記3つが主な理由だったと思います。
インボラアップレードを狙うためには?
では、続いて意図的にインボラアップグレードを狙うためにはどうすればよいか考えてみました。
ここで忘れてはいけない基本は、インボラアップグレードは航空会社の都合により発生するということです。
なので、
・オーバーブッキングが発生し易い航空会社、路線、時間帯の便を狙う
これが基本になります。
そして、次に、
・航空会社の上級会員になる
この2点が大切になると思います。
じゃあ、どの航空会社の路線だとオーバーブッキングが発生し易いのか、という疑問がでてきますが、それはまた別記事で検証してみます。
また、
・空席があれば積極的にアップグレードしてくれる航空会社を狙う
このような戦略もあります。
個人的な感想ですが、日系の航空会社よりも外資系の方がアップグレードしてもらい易いです。今回のルフトハンザ便もエコノミークラスが満席ではありませんでした。したがって、わたしをインボラアップグレードする必要性はありませんでしたので。
また、先輩談によれば、ユナイテッド航空だと、エコノミー→ビジネスへアップグレードしてくれる可能性が高いと聞きます。
まとめ
一番大切なことは、とにかく乗り続けることだと感じました。
初めて飛行機に乗ってから10年以上経ちますが、ようやく悲願の瞬間を迎えることができました。次は、エコノミー→ビジネスクラスを目指して再び乗り続けたいと思います。
ちなみにANAであれば、座席数に空きがあれば、エコノミー→プレミアムエコノミーへのアップグレードが無料でできます(*会員クラスに条件あり)。
また、陸マイラーになれば、ややこしいことを抜きに陸で貯めたマイルで最初からビジネスクラス、ファーストクラスへ乗ることもできます。
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