わたしは空港ラウンジへ行くたびにシャワーを浴びて、それを記事にしてきました。
冷静に考えました。
成人男性がシャワーを浴びた記録をネットで公開するという行為は世の中にどれだけ需要があるのか。どれだけポジティブに考えても決して大きくないと思います。事実、シャワー記事のアクセス数の低さがそれを裏付けてます。
では、なぜ記録し続けるのか。
それは、きっとわたしの大好きなサッカーとシャワールームに重なる点があるからだと思います。とくにANA空港ラウンジのシャワールームのような完璧なシャワールームはサッカーとぴたりと重なるところがあります。
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格言っぽく言えば、
”シャワーは個人戦ではなく団体戦である”
これはシャワーを複数人で浴びましょうとかそーゆーイヤラシイ意味ではありません。真面目にシャワーを語ります。「先にシャワー浴びてこいよ」的セリフを本記事では言うつもりはありません。
サッカーを例にもう少し分かりやすく解説していきます。
フォーメーションは4-4-2。さっそくスターティングイレブンを紹介していきます。
まずはチームの守護神ゴールキーパー、ここは100%コットンタオルで決まりです。
濡れた髪と体をほおっておくと風邪をひきます。裸のまま部屋を歩き回れるのは、チビっ子と一人暮らしのOLだけ。
大人に必要なのは、素早く、確実に、優しく体の水分を拭き取ってくれるコットン100%のタオルです。大切なのはコットン50%でも99%でもない、100%のタオル。プロフェッショナルこそ数字にこだわるものです。
続いて守備のスペシャリスト、ディフェンダー陣です。
①シャワーキャップ
髪を洗わない、そんな日もあったっていいじゃないか。
情報とモノが溢れている今だからこそ、多様な選択肢があって良いと思います。シャワーキャップはあなたの頭髪と多様な価値観をしっかり守ります。
②コーム
服装の乱れは心の乱れ、頭髪の乱れは性の乱れ。ん?後者は聞いたことがないぞ?
早くも例えが強引になり、荒れた試合展開になってきましたが、続けます。
③荷物置き
120%シャワーに集中するためには、大きくてしっかりした荷物置きが必要です。床に荷物を置いた日は大変なことになるリスクがあります。
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④トイレ (リベロ)
本屋へ行くとトレイに行きたくなるとよく耳にしますが、シャワー中に催す時だってあります。シャワー中は生まれたままの姿ですからね、もしもシャワールームにトイレがなかったら絶体絶命のピンチです。トイレはシャワールームのリベロ的存在です。
続いてフォーメーションの中盤、ミッドフィルダー陣の紹介です。
攻めと守りのバランスが求められるミッドフィルダーはこれらの4選手で決まりです。
①シャンプー
②コンディショナー
③リンス
④ボディソープ
シャンプー&ボディーソープで汚れを落とす(=攻める)、
コンディショナー&リンスで頭皮と頭髪をケアする(=守る)。
まさにシャワー界の黄金の中盤(=カルテット)です。
最後に紹介するのはフォワーダーです。
サッカーは点を取らなければ勝てません。引き分け狙いのゲームがつまらないように、引き分け狙いのシャワーもまたしかり。確実に点のとれるストライカーが欲しいところです。
たとえコンパで負けてもシャワーでは勝ちにいく、わたしの流儀です。
こいつらがいれば勝者のシャワータイムが過ごせる、そんな点取り屋を紹介します。
①シャワー
シャワー圧を制するものは、シャワー(=ゲーム)を制す。
弱すぎず、強すぎず、そのシャワーをベストにするのも、ワーストにするのもシャワー圧にすべてがかかっていると言っても過言ではありません。
トップクラスのシャワーは、天井と横の壁面の2Wayからシャワーを出すことができます。こうなったら、あなたはもう身を委ねるだけ、ハットトリック間違いなし。
②ドライヤー
シャワーの3大めんどくさいは、
○髪を洗う
○髪を拭く
○髪を乾かす
大切なのは、速攻で髪を乾かせる俊敏性と力強さをもつパワードライヤーです。 しかし、ドライヤーが奥が深いと言われる理由はパワーだけでは一流とは言えないところでしょう。「髪にダメージを与えない優しさ」という「柔」も兼ね備えて初めて一流なのです。
スターティングイレブンは以上です。もう一度スタメンを振り返ってみます。
ゴールキーパー: コットン100%タオル
ディフェンダー: シャワーキャップ
コーム
荷物置き
トイレ
ミッドフィルダー:シャンプー
ボディソープ
コンディショナー
リンス
フォワーダー : シャワー
ドライヤー
”シャワーは個人戦ではなく、団体戦である”
無駄なモノは何一つとしてなく、ひとつでも欠けてしまったらチームとして成り立ちません。同じように、きっとわたしたち人間の一人ひとりにも意味があると思います。わたしたちはOne for all, all for oneな世界に生きているのです。
ところで、熱帯夜が続き寝苦しい日が続いていますね。
思わず熱弁してしまったので、汗をかいてしまいました。
実はANA空港ラウンジのシャワールームを参考に自宅も備品を揃えてみました。
あれ、そこの淑女の方も汗かいてません?
先にシャワー浴びてこいよ。